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-The brave under the summer sky.-
プレイ時間:9時間 (共通1時間、個別2時間前後×4ヒロイン) 以下、感想(ネタバレあり) 「すぴぱら」で大爆死して倒産寸前のminoriらしいけど、演出面のフォーマットはすぴぱらと同じに物語の方向性は真逆で来た感じ 登場人物が物語に都合良く動かされてる感はあるが、心情に焦点を当ててるので起伏のない静かな話の中でも容赦なく心を刺しまくってきた、油断するとチクリ、グサリと心に痛みがw 短いのが残念だけど必要最低限の話しか入れないことで心情描写がより生きてた場面も結構あるだけに何とも言い難いところ… 感情の込め方が絶妙で無駄のない台詞回しなんかは個人的に好きだった 付き合うの早すぎね?とつっこまざるを得ないんだけど、恋愛の始まりに主人公含めた全員が少し歪んだ気持ちを持ってるとことか嫌いじゃなかったし、違和感を感じさせつつキッチリ話をまとめてくれたから昨今の萌えゲーと違い、短くても本当の恋愛に至る期間の話として説得力はあるとは思う まぁでも、共通パートで学園メンバーの交流はもっと描いて欲しかったな~出会いだけで終わってるし何か一つみんなが結束するイベントあれば恋愛も友情も全然違ったと思う、能力に関しても疎まれる描写が回想であっても良かった気はする、モブもサブもいないから能力に対する恐怖感や苦痛が伝わりづらかった 物語としてはベタだけど、「痛み」を伴わなければ人は成長できないから「痛み」をどう受け入れ、どう付き合っていくかって話で 主人公の能力に対するテーマや回答、物語の動きはありがちな感じではあった こういう能力持ちのヒロインがいるゲームとか割とあったような気がする、パッと出てこないのだけどw 体の痛みと心の痛みの繋がりや意味を小難しく哲学的に語らずシンプルに描いてたのは良かった、単純だからこそ響くものがあった エロに関しては全ヒロイン心と体の繋がりを交えて濃厚に描かれてて凄く良かった、色々な意味で 艶っぽいCGのお陰でエッロエロで実用的なのにシナリオ面においても結構重要だから抜くに抜けない葛藤… まぁ主人公のように、恋に理性持ってかれましたが(ぉぃ 個別、 恋 いつ近親相姦バレくるんだ?とドキドキしながら進めてたら、敢えて見せ付ける恋には参った、ゾクゾクしたwww 最初に攻略しただけに「すぴぱら」がminori版ダ・カーポなら今回はminori版ヨスガノソラなのか?と思ってしまったわw 痛みがなければ傷が悪化することにも気づけず壊れてしまうというのは、心も同じという話だったな 痛みから逃げつつも能力のせいで痛みに慣れて鈍感になってしまっている二人が本当の痛みに気づいた時には…と、全体的に見てしまうとBAD風味ではあるが、恋の想いと強さと弱さが見え隠れする後半の健気さは良かった、抱えてるモノが大きいだけに絆の強さは他ヒロインよりも圧倒的なだけに心打たれた 何より恋が可愛すぎてヤバかった、個別に限らず他ルートでもドキドキハラハラさせられたしな~ 昨今は実妹だろうが普通に恋愛して背徳感の欠片もないエロゲーが多いが、本来あるべき実妹ルートを痛々しく描いたのは評価する 翠 包帯を外さない事がもっと大きな心の傷を抱えてるのかと思ったけど単に大人になりきれないだけだったな、まぁ妹分らしい話ではあった 共通パートの短さで一番影響を受けたルートかもな、話自体そう悪くはないのに仲良し3人組エピソードや村の良さがイマイチ描写不足だったのが残念…主人公が能力と関係なしに一番頑張った話ではあったし主人公の前向きな成長具合は好きだったけどね あやめ 恋ヤンデレ化キター!というインパクトに持ってかれちゃうよねw ![]() 何気に「痛み」の必要性について一番深く触れてた話でデキとしては一番良かったルートじゃないかな? 優しさで人を壊してしまい壊れたあやめに振り回される様とか、どうしようもなさが妙にリアルだった Hシーンとかもあやめが壊れてる状態だから若干引きつつ読んでたし反応に困ったな、そのかわり元に戻ってからのHシーンが引き立ってったと思う しかし、あやめを元に戻すための友情話に翠も仲間に入れてやってくれよと思ってしまった… 透香ルートでは見せ場あったけどね、やっぱこの3人の絆をもう少し深く見せてくれればどのルートも良くなったと思うんだよな、勿体ない 透香 メデューサを幸せにするというペルセウス越えを成したのかね?天体観測ネタはもうちょい何か欲しかったな、タイトルにするには弱い 心と身体の繋がり、体が壊れれば心も蝕まれていくというのは良かったけど最後のご都合主義だけがアッサリしすぎて、う~ん… 透香に触れて痛みが移る描写とか、のどかな雰囲気を一発で壊しシリアスにするとことか良かったんだけどな~主人公が痛みに慣れすぎて恐怖しないのが微妙だった 誰もが恐れる痛みや傷は消すのではなく、ゆっくり治していくもの、そうすることで人は痛みに少し強くなり恐怖ではなく勇気を持てるようになるから(The brave under the summer sky.)という最終ルートらしい締め方だったな 安っぽくなっちゃうから最終ルートにしただけで透香が最後である必要はなかったような、つかメインヒロインだった、のか?w まぁメインヒロインというのはなくて、それぞれ違った「痛み」とその解決方法って感じだったかと ある意味、恋ゲーではあったかもしれんが(笑) 評価、☆☆☆★ 尺が短いのが良かったのか悪かったのか…とはいえ心情描写が上手く個人的には面白かった シナリオゲーとしては予想の範囲内で一歩足りないがエロシーンのクオリティは妙に高かったw 「すぴぱら」の失敗から学んでエロに力を入れてきた感はあるが、すぴぱらの続きも気になってるので何とか形にして欲しいなぁ つか、最初からすぴぱらを18禁で出しておけば… |
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