
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
プレイ時間:25時間 + 体験版(前日譚):40分 (1周目:20時間、2周目&ED回収:5時間) 各所で言われてるし公式も急遽パッチ製作してるくらいにスキップ機能が遅い… 2周目以降のED回収と追加シーンはせいぜい1~2時間で他はスキップにかかる時間なのが辛かった ※追記 : 修正パッチきたー!クリアした翌日に…orz 以下、感想(ネタバレあり) とはいえ、2ndオープニングは鳥肌モノだったし、過去編の理子と皐月の視点の違いは改めて読むとなるほどと思った あとは赤ん坊の泣き声とその時の語りの違いがわかった時は、納得しつつも切なかった… 理子、小夜、冬子の語りがあったわけだが、親に愛されて生まれたか否かで最後に決定的な違いが生まれてる辺り何とも言い難いな 偏執に囚われた罪のない子供が多く登場したし、テーマでもあっただけにここの語りは印象が強かったなぁ 評価、☆☆☆★+ 「殻ノ少女」の続編だけど「カルタグラ」の要素が強かったような? 後付で展開するわりに綺麗に設定と話がまとまってたと思う、千里教の出所と閉鎖的な集落の仕来り パラノイアの巣窟のような村で育った人々が抱えてしまった様々な偏執の違いや原因、解決方が描かれてたな 前2作に比べ今回はパラノイアから解放する術や可能性を見出す話、やり直せるギリギリのラインなので狂気度は低めだった気がする 後戻りできない奴は救いもなくそのまま死亡だったが、人を殺しすぎた花恋は結局捕まったままなのは気になるとこ 狂気度でいえば小夜さんが突出してたけど前作と比べると弱い、このくらいの奴がゴロゴロしてたし… 四肢を失った少女ではなく四肢に偏執する様は前作との対比として見てゾッとしたが、そこから同じ狂気が伝染するわけでもなし しかし次々と偏執が連鎖していく様は凄かったわ、根元を断ち切っても連鎖が続いてるとこに異質な怖さと不気味さが滲み出てた 終盤に一気に組み上がっていくとこが前作の面白さでもあったが、今回は過去編をガッツリやりすぎたせいで予想通りすぎたよな 前作並に複雑に絡まった人間関係と血縁に関しても良くできてたが、綺麗にできすぎてた故に驚きが少ないのが勿体なかった つか過去編終わって現代に戻った時点で年齢や容姿、キャラの立ち位置で何となく読めてしまったのがそのまま正解って感じだった 過去編はこの手の集落の話で近親結とか双子とかありがちってのもある、何か「ひぐらしのなく頃に」思い出したしw 似すぎてるのに双子じゃないのが逆に驚きだったが… ![]() 犯人もミスリードかと思いきや普通に妹の歪んだ愛情だし、その割に兄に対しては過剰な愛を求めるわけでもないので肩透かし 兄に対してだけは普通に接していたいという優しさと切なさだったのかもしれないが、似てるだけに「カルタグラ」と比べてしまうとなぁ 事件自体はカルタグラの劣化版で人間関係は殻ノ少女といった感じで、前2作を繋ぐ物語にしたせいか今作ならではの突き抜け具合がなかったのが惜しかったとこかね、もっと狂気じみてても良かったのにw パラノイアからの解放がメインだから仕方ないけど、罪と赦しが記憶喪失やら時効のせいで重みが減って印象が弱かった気もする しかし、現代編のメインである雪子がただのミスリード要員で最後に出自をサラッと明かして終わったのがイマイチだったかも? 人を写す器として育ってしまった原因とか「虚」に関しての掘り下げがもっと見たかった。カルタグラの由良、殻ノ少女の透子、今作の砂月と似た偏執だがまた少し質が違うモノだしな。紫との友情でウルッときたのでそこさえ補強できてればもっと感動できたかなと 過去編の決着は、それぞれの人生を歩むのもいいけど理人と理子は普通に結ばれて終わって欲しかったな 雪子、未散の母親として強く生きる選択もいいが未散の為に父親は必要だと思うし、TRUEだと雪子生存で状況が変わり 理人が娘を知らずに終わるから完結編で諸々の問題が解決してからなのかな?4人で家族になって欲しいと願うよ つか、理人は何で紫フラグ立ててんだよって感じだったw まぁ推理モノというには今までも難易度は低く、ホワイダニットに重点を置いたミステリーなんで過去編を見せる事でそれぞれが抱える偏執の意味は深く描けてたので個人的には悪くはなかった 綺麗に纏まりすぎた故に驚きが少ない物語になってしまった感は否めないが、事件自体はなかなか面白かったと思う というか、冬子とか全然出てこないし別主人行を据えた別事件だし続編というか「探偵 時坂玲人シリーズ」って感じだったなぁ と思ってたら、TRUE ENDでやられたわ・・・ 前2作のような後味の悪さがないと思ってたら最後の最後でやるせなさがヤバかった…え、これで終わり?冬子・・・???状態 時坂さんのライフはもう0よってレベルじゃないし、最後の叫びはクルものがあった、冬子ぉぉぉ…… パラノイアENDで死ねた方がまだ幸せなんじゃないかと思えるとこが更にね… 冬子の生死は半ばわかっていた事だがこうもアッサリやられると逆にヘコむわ 次の完結編で救われるのかよ…冬子の忘れ形見である玲人との子供を取り戻して杏子ENDが妥当な線か? 何にせよ、別事件としてプレイしてて最後にチラッと冬子の足取りのヒント出して繋げればいいと思ってただけに、この引きは最悪だった 子供を救えなかった黒矢尚織はやはり偏執に囚われていたのか、それとも聡いからこそ村にいる時点で普通に振舞えてるのが逆におかしかったのか…結局たいして話に絡めなかった若女将の出番は次回っぽいな なんというか前回と同じく最後の最後で生殺しにさせられるのが辛い、完結編はできれば1年以内にお願いしたいが また数十人単位でキャラ増えるんだろうしクオリティを考えると厳しいんだろうなぁ、せめて2年以内で… 次回タイトルはどうなるのかも気になるところだな~ 「空ノ少女」だと今回と同じような意味だし「カラノショウジョ」にして”カラ”の意味を考えさせてくれるのも良さそうだが果たしてどうなるやら 久しぶりだね。ずっとあなたに逢いたかった― また逢えなくなるのは寂しいけど ずっとそばにいるから― もう、私は寂しくないから…… 最後の最後の最後でやられたわ、タイトル画面の冬子に泣いた… 遺骨鑑定が済んでないから冬子が生きてる可能性も僅かながら残るかと思いきや、このタイトル画面と台詞で死亡確定だよなぁ いや、実は埋まってたのはオリジナルの「殻ノ少女」という可能性も!ないよなぁ…ダメだ、冬子が生きてる可能性が思い浮かばない… 時坂さんが冬子を見間違うわけもないしな… ![]() 以下、割とどうでもいいネタ的に気になった部分 ・時坂さんも理人も一発必中で妊娠させてるとは…2年以上も関係を続けてる杏子が妊娠しないのがミステリーだわw ・前作ラストで株が上がった八木沼が更にイイ奴に、ツンデレ萌えw ・祝・たこ焼き屋の親父復活! ・紫マジ聖母、理人とのフラグにビクビクしたが汚されずに済んで良かった…雪子とのキマシはセーフ!むしろ個人的にはウェルカム(笑) ・夏目さんとのHシーンないとか…orz ・活発キャラというだけで死亡フラグだが小羽生存で良かったわ ・千鶴と文弥の過去話での怪我の経緯が何か適当なうえ、ただの証拠写真要員だったのが残念… |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
trackback URL
→http://area510.blog39.fc2.com/tb.php/3081-add43ffc
→http://area510.blog39.fc2.com/tb.php/3081-add43ffc